和楊徳信

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エゾシカ油を使用した化粧品などの主要製品

〝美と健康〟を主軸に、エゾシカ油を使用した新製品を開発

「和楊徳信」は2014年の創業以来、北海道の自然素材を生かして化粧品やファッション雑貨を製品化し、国内での販売はもちろん中国向け輸出を中心に業績を伸ばしてきた。
 一昨年からのコロナ禍においては、当初から中国との貿易ルートによって確保したマスクの供給をはじめ、消毒・除菌セットの開発・販売を展開。道内の医療機関、福祉施設などからの需要に応えた。 
 最近では自然素材の中でも特にエゾシカ油を使った商品の製品化に力を入れている。国内では東京・関東圏を中心とする展示会や物産展でのPRのほか、海外に於いては香港を中心に国際展示会への出品などで注目度を高め、取引実績を広げている。
 22年2月からは新たに開発したエゾシカ油主原料の化粧水、シャンプー、石けん、ボディソープ、クリームなど8種類とサプリメントの販売を開始する。同社初となるサプリメントではエゾシカ油とスッポン卵、オリーブオイルなどを主成分とする「鹿力王」(しかりきおう)を開発した。
「化粧品については保湿や美肌の維持などが試験研究機関の分析試験でも効果が証明されており、今後は〝美と健康〟を社業の中核テーマとして新製品開発に取り組んでいきます。また、サプリメントでも免疫機能の改善や持久力・体力の向上などの効果が期待されており、従来の実績を基盤に販売成績の伸びが期待できます」と曹雪峰社長。 
 今後は高齢者はもとより、若者世代にも積極的にアピールしていく予定で、新たな販売網としては道内老舗デパートの関連企業やネット販売のアマゾン、ヤフーショッピングなど、幅を広げていくという。
 同社は北海道経済部産業局の産業振興課が発刊する「北海道化粧品関連企業ガイドブック」(2021年11月版)に「北海道の恵み(宝)を世界に発信する」企業としてエゾシカ油化粧品やアメニティ事業が紹介されているほか、1月28日には札幌商工会議所から「札幌商工会議所SDGs総合賞」で表彰される予定だ。
 曹社長は「公的なところから紹介や表彰を受けることはとても励みになります。SDGsの一環としても北海道経済の活性化へより貢献したい」と語る。

和楊徳信
札幌市北区新川2条7丁目 本間ビル2階
TEL:011・792・5756
https://wayoutokushin.co.jp
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曹雪峰社長

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