プロに人気の道産小麦粉が家庭用として販売

　国産小麦の生産と普及に尽力する製粉メーカーの「江別製粉」（本社・江別市、安孫子俊之社長）。２０１８年には道産小麦を１００％使用した小麦粉「１００％ＨＯＫＫＡＩＤＯ」シリーズを発売した。安全や美味しさにこだわる首都圏の有名菓子店やベーカリー店から引き合いが相次ぐ。
　昨年12月からは家庭用にリサイズしたものを販売している。ラインアップは「パン用粉」「菓子用粉」「パンケーキミックス」の３商品。
　パン用粉の原料は、製パン向きの春まき小麦３品種（ハルユタカ、春よ恋、はるきらり）のみをぜいたくに使用している。
　菓子用粉は「きたほなみ」小麦を使用しており〝しっとり〟〝ふわふわ〟〝ホロホロ〟の食感を実現。スポンジやシフォンケーキ、クッキーなど、幅広い菓子づくりに対応している。
　パンケーキミックスは、家庭用に開発した新商品で菓子用粉をベースに道産砂糖とベーキングパウダーのみを使用した。甘さが控えめなため、肉料理などと食べる食事用パンケーキとの相性が抜群だ。
　販路は道内では江別蔦谷書店・食の棟内の「富澤商店」や新千歳空港内の「センカ」など。今後は全道の小売店や全国のパン店、菓子店のレジ横に販路拡大を予定している。
　問い合わせは同社☎０１１・３８３・２３１１まで。