タケザワウォール
〝実用性〟と〝快適性〟に優れた外構工事を提案
カーポートや物置、塀、フェンス、アプローチなどの外構工事や左官工事を手掛ける「タケザワウォール」。提案から施工まで全て自社一貫で担えるのが強みだ。実用性や快適性に優れた提案と細部まで妥協しない施工品質の高さが子育て世代を中心に高く評価されている。
同社が最も重視しているのは、機能性だ。新築に対しては、ひと冬過ごしてから不便に感じた点を解消することを推奨している。
竹澤晴也社長は「施工費を〝無駄金〟にしないためにも、〝とりあえず〟の施工はオススメしません。子どもの有無、バーベキューや水遊びをするか、ペットは飼うのかなど、各家庭の生活シーンに合わせた提案を心がけています」と語る。
例えば、カーポートや物置は、一度設置すると場所や種類の変更が容易ではない。そのため、事前の相談において、本当に必要なものを洗い出した上で提案を行う。
さらに、施主の不安を払拭するため、LINEグループを作成。写真や図面の共有を通じて、その都度進ちょくを報告するなどの誠実な対応が好評で、紹介による依頼が後を絶たない。
また、5年前に道内で先駆けて透水性舗装材「ドライテック」を導入した。これは透水性を備えたコンクリートで、雨水などを地中へ浸透させるため水たまりができず、水勾配も不要。加えて、アスファルトに比べて経年劣化しにくい性質も持つ。
「2020年にグッドデザイン賞金賞を受賞してから、依頼が殺到しており、現在は道内随一の施工数を誇っています。今後は、さまざまな工法に挑戦し、雪が降る北海道に合致する工法を模索していきたい。多様な工法に対応できる強力な職人集団を目指します」と竹澤社長。
人材育成にも力を入れる。現在は23歳の若手から、職人歴20年のベテランまで在籍。外構工事は施工の幅が広く、覚えることが多いが、ベテランの指導のもと若手が腕を磨ける環境を構築している。
このほか、職人たちには〝意識付け〟を徹底。例えば、毎日の原価や単価を共有し、生産性の向上に取り組ませることで、〝自ら考える力〟を持った職人に育て上げている。
「お客さまからの〝ありがとう〟という言葉は職人のモチベーションになります。一方で、従業員の心が豊かでなければ良いモノは作れません。〝ものづくりはありがとうづくり〟という精神のもと、従業員が心豊かに働ける会社づくりをしていきたい」と竹澤社長は語る。