JRA夏競馬が開幕。札幌は7月23日から

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北海道シリーズ最大の注目レース「札幌記念」(GⅡ)は8月21日

 JRA(日本中央競馬会)の夏競馬・北海道シリーズが6月11日に函館で開幕。7月23日からの札幌競馬へと続き、9月4日までの土日26日間にGⅡ「札幌記念」をはじめ重賞8レースや2歳馬デビュー戦などが行われる。

 2021年の北海道シリーズは、東京オリンピックへの対応で一部重賞競走は札幌と函館が入れ替わるなど変則施行となった。今年は例年通りの開催順に戻り、毎週土日開催。312レースが施行される。
 函館の重賞競走は6月12日の「函館スプリントステークス」(GⅢ、芝1200㍍)、7月16日に「函館2歳ステークス」(GⅢ、芝1200㍍)、最終7月17日に「函館記念」(GⅢ、芝2000㍍)が編成されている。
 7月23日開幕の札幌競馬の重賞は、今年で70回目となる31日の「クイーンステークス」(GⅢ、芝1800㍍)から始まり、8月7日の「エルムステークス」(GⅢ、ダート1700㍍)、8月21日に夏競馬唯一のGⅡ「札幌記念」(芝2000㍍)、同28日「キーンランドカップ」(GⅢ、芝1200㍍)、9月3日の「札幌2歳ステークス」(GⅢ、芝1800㍍)の5競走が組まれている。函館、札幌の重賞4レースがサマーシリーズ、サマージョッキーズシリーズの対象となる。また、コロナ禍で札幌では2年間中止されていたワールドオールスタージョッキーズ(国際騎手招待)が3年ぶりに実施される。
 注目の「札幌記念」は例年、秋のGⅠ戦線へ向かう実力馬の戦いが見どころ。過去には天皇賞(秋)をはじめ、多くの活躍馬を出している。昨年優勝のソダシは前年の札幌2歳Sから暮れの2歳GⅠを勝ち、3歳の21年春には桜花賞優勝。札幌記念では白毛馬体を躍動させ、実力牡馬陣を圧倒した。今年5月にはヴィクトリアマイルカップを快勝してGⅠ3勝目。最速女王の座に輝いた。
 ソダシが好例となったように、来年の3歳クラシックを占う意味でも北海道シリーズの2歳馬の戦いは見逃せない。今春も皐月賞を制したジオクリフは昨年の札幌2歳ステークスの勝馬。また、桜花賞は札幌の新馬戦を勝ったウォーターナビレラが直線で先頭に立ちハナ差2着に大健闘している。
 函館、札幌とも競馬場指定席は事前のネット予約購入が必要だが、函館では3年ぶりに開催日当日の窓口発売入場が復活する。
 また、昨年リニューアルした「ウインズ札幌」(札幌市中央区南3西4)は、5階有料指定席(500円)と6階エクセルフロアが全席指定席ネット予約で利用できる。 エクセルフロアは65インチモニター12台を備え、全226席が座ったままで馬券を購入できるUMACA(ウマカ)シートで、キャッシュレス&マークカードレス投票も可能だ。

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昨年リニューアルした「ウインズ札幌」
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座ったまま馬券が購入できる6階のUMACA(ウマカ)シート

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