丸ウロコ三和水産

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迅速に処理することで、鮮度を落とさず出荷できる

海産資源商品化のプロ集団 消費者目線で〝旨い〟を追求

「漁師が魚を獲るプロなら、我々水産加工会社は商品化のプロ」と話すのは、紋別市に本社を構える丸ウロコ三和水産の山崎和也社長。 
 地元紋別市のほか、オホーツク海沿いの興部町沙留、雄武町、湧別町などの各漁業組合を中心に原料を仕入れている。今年から浜頓別町の「マルヨ横田水産」を傘下に収め、オホーツク海のホタテを〝丸ごと〟提供できる体制を整えた。
 販売先は商社や外食チェーン、量販店などだが、同社が追求するのはあくまでも〝旨い〟という消費者の満足度だ。 
 例えばホタテの場合、むき、洗浄、冷凍という一連の工程を鮮度最優先で迅速に行う。また、冷凍ストック期間を短縮し、水揚げから20日前後での出荷を基本とすることで、獲れたての鮮度をそのままに発送している。
 同社の「冷凍帆立貝柱」は紋別市のふるさと納税返礼品に採択されているほか、自社のECサイトでも販売している。使い切れる量でパッケージングすることで、家庭で開封後、冷凍庫内での乾燥や霜による風味の低下を防止。消費者の利便性も向上させている。

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山崎和也社長
丸ウロコ三和水産
紋別市港町6丁目2番8号
TEL:︎0158・23・3628
https://sanwa-suisan.com/

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