北洋銀行【IR特集】

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安田光春頭取

銀行、コンサル、証券の3本柱で取引先をサポート

 2022年3月期の連結決算は一般企業の売上高にあたる経常収益が1244億6100万円(前年比2.9%減)と前年度に計上した株式売却益の反動減等により減収。純利益は、業務委託費をはじめとした幅広い項目にわたる営業費用の削減、融資先の倒産に備える引当費用の減少等により117億5600万円(同24.7%増)と増益を確保した。
 貸出金は7兆3618億円と前年同期に比べて55億円減少、預金・譲渡性預金は10兆6632億円と6911億円増加した。
 今年度は、現中期経営計画「共創の深化」の最終年度であり、経営理念・行動規範の真の実践を目指すとともに、23年1月に迎えるTSUBASA基幹系システム共同化への確実な移行を最重要テーマと位置付ける。
また、新たなビジネスモデルの構築に向けて「銀行」に加え、子会社の経営・人材・M&Aコンサルティングである「北海道共創パートナーズ」、「北洋証券」の3つの事業を柱として、より高度なコンサルティング、金融サービスを積極展開し、取引先をサポートする。
 次期決算は、景気回復が不透明なことから経常収益が1191億円(同4.3%減)、当期純利益は、基幹系システムの移行により、事前準備や稼働に伴う費用負担が増加することから76億円(同35.3%減)を予想する。

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北洋銀行本社

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