キャリアバンク【IR特集】
人材ニーズの回復で全事業が堅調。増収増益を達成
人材サービスの道内最大手。主軸の人材派遣や人材紹介事業のほか、外国人労働者就業支援、日本語学校運営など幅広い事業を展開している。
2022年5月期の連結決算は、売上高が73億9700万円(前年同期比20.7%増)、経常利益は2億4800万円(同47.2%増)、当期純利益が8500万円。人材市場を取り巻くコロナ禍の影響が縮小するなかで、各事業が回復基調で増収増益を達成した。
人材派遣関連事業は、売上高とセグメント利益ともに前年同期比で増加。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種にかかわる関連業務を受託したことが大きく貢献。また、関東エリアで営業支援業務の受託が拡大した。
人材紹介事業は、求人ニーズへの対応を迅速に行ったことにより成約数が伸長し売上高が前期を上回った。
再就職支援事業では失業者対策事業を受託。またペイロール事業も給与計算処理人数、クラウド型年末調整サービスの受注件数が増加。売上高とセグメント利益が前年同期比を上回った。
一方で、新規の留学生が入国できない状況が続いているため日本語学校運営事業や中国語研修事業を含むその他事業の売上高、利益は前年同期を下回った。
次期は主軸事業の好調が続き、さらに海外留学生の入国が実現するなどで日本語学校運営事業が好転すると予想している。