エコミック【IR特集】

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熊谷浩二社長

主事業がけん引し増収増益。純利益は過去最高を更新

 給与計算業務や年末調整業務、住民税徴収額更新などを請け負う「バックヤード業務のソリューションプロバイダー」として、付加価値の高いサービスを提供している。 
 2022年3月期の決算は、コロナ禍で企業の効率化・省力化が進んだことなどを要因に、売上高が17億5587万円(前年同期比11.4%増)、営業利益が1億8514万円(同21.9%増)、当期純利益が1億1328万円(同11.9%増)。12期連続の増収を達成したほか、純利益は4年連続で過去最高を更新した。
 好業績をけん引したのは、主事業である給与計算処理業務と、年末調整処理業務だ。特に年末調整処理業務は、必要書類をスマートフォンで撮影しアップロードするだけというHRテックのクラウドアウトソーシングサービス「簡単年調(かんたんねんちょう)」の好調が大きく貢献。オペレーション部門の強化に伴う労働費増加等があったが、作業の標準化や子会社への業務委託などでコストを削減したことも利益を押し上げた。
 受注は、約550社で12万人に到達。年末調整は66万人と全国トップクラスを維持しており、簡単年調のユーザー数は前年の52万人から60万6000人に増加、今後もテレワークの導入などによる働き方の変革などでニーズが高まると予想。次期も好業績が続く見込みで、売上高は22億8600万円、営業利益は2億円、当期純利益は1億3900万円と増収増益を狙う。

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