イオン北海道【IR特集】

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青栁英樹社長

商品力強化と既存店の活性化、SDGsに取り組む

 スーパーマーケットチェーンの道内大手。2022年2月期決算は売上高3216億円(前年同期比0.5%増)、営業利益66億6100万円(同28.9%減)、経常利益66億8800万円(同28.1%減)、当期純利益38億2700万円(同34.6%減)だった。
 食品が堅調で増収を確保。利益は、当初から予定していた積極的な設備投資を計画通り実施し、減益となった。
 商品に関する取り組みでは、「強い食」の実現や強固な物流体制構築のため、21年8月に「イオン石狩PC」を新設した。地域の食材を活用して21年度は1250品目の新商品を開発。収益性の向上や物流コスト削減にも寄与した。
 販売に関する取り組みでは、11店舗で大規模活性化(リニューアル)を行い、品ぞろえを見直すとともに設備を一新した。
 また、インターネット事業販売においては売上高は20年度比で122.4%に伸長している。さらに、SDGsの取り組みが評価され、札幌商工会議所の「令和3年度SDGs経営表彰」や道庁の「令和3年度北海道生物多様性保全実践活動賞」を受賞した。
 次期は新規出店7店舗と大規模活性化10店舗を予定。ネットスーパーは配送拠点を増やし、eコマースのシェア拡大を目指す。
 このほか、DX化としてiAEОN(アイイオン)の機能拡大も計画中。売上高は3170億円(収益認識会計基準の適用前は3282億円、同2.1%増)を見込む。

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道内最大規模の「イオンモール札幌発寒」

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