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守りの管理はもう古い「勝ち組」マンション管理術

 分譲マンション管理の基本は今も昔も〝現状維持〟だろう。しかし近年では資産価値向上を目的とした性能アップのための改修工事も登場している。提案力の高い管理会社や技術を有する専門業者をしっかりと選ぶことが、〝勝ち組〟への第一歩と言える。

修繕計画を見直す〝勇気〟が必要

 人間のストレスの要因の1つが〝変化〟だ。仕事や生活において無意識のうちに変化を避けている人は多い。このロジックは、管理組合の総会にも当てはまるだろう。変化を嫌う保守派はどこにでも一定数はいるものだが、議論を避けて新しい取り組みを行わない〝無気力総会〟も少なくない。
 しかし、それがマンション住民にとって最善の選択かと問われれば、「ノー」と言わざるを得ない。
 例えば築30年のマンションで、30年前の修繕計画をもとに運営していたとする。周知の通り、この30年で建築技術は目覚ましい進化を遂げている。改修工事も例外ではなく、耐久性の向上はもとより、断熱性アップや結露の防止など、建物の寿命を伸ばし、性能を向上させる改修工事も登場してきた。
 お気づきだろうか、どこかのタイミングで修繕計画そのものの見直しが必要だということを。総会を円滑に進めることも大切だが、そもそも何のための管理組合なのか、総会なのかを改めて考えてみてはいかがだろうか。

業者の見直しも重要なポイント

 しかし、マンション住民だけで最善の選択は難しいだろう。やはり管理会社をはじめとするマンション管理のプロの意見を参考にしたい。そこで注目すべきは、管理会社の提案力だ。現在の管理会社はいかがか?現状維持に終始していないだろうか。もっとも、管理会社の担当者にとっても〝変化〟は重労働だということを忘れてはならない。それでもマンション住民の事を考え、積極的な提案をしてくれる管理会社を選びたい。
 防水などのメンテナンス工事や大規模修繕など各種工事についても慎重な検討が必要だ。工事費用だけではなく、施工方法や品質にも目を向けるべきだろう。住民一人ひとりから集めた修繕積立金だからこそ、業者の選定に「失敗した」では済まされないからだ。
 粗悪な業者を紹介した管理会社が悪いという意見もあるだろうが、すべてを管理会社に一任した管理組合理事長をはじめ、マンション住民全員の責任とも言えるだろう。
 もちろん、他の立候補者がおらず長きにわたって仕方なく理事長や理事を歴任している人も多いはず。年々億劫になる気持ちも理解できるが、変化を恐れず面倒だと思わないことも〝勝ち組〟への第一歩。その一歩を踏み出してほしい。
 そこで本特集では、信頼できる管理会社をはじめ、確かな技術を有するメンテナンス・修繕工事会社を紹介する。気になる会社があれば、問い合わせを。