【道内9都市“戦禍の爪痕”】〈帯広・十勝〉画家の神田日勝も 過酷な戦後を生きた“拓北農兵隊”

©帯広百年記念館

松本ふみさん一家(1945年撮影)

 1945年3月の東京大空襲後、政府は首都圏の戦災者を「拓北農兵隊」として北海道に送り込んだ。その中には、NHK朝ドラで話題となった画家・神田日勝の姿もあった。  戦争末期で人員輸送はままならず、第一次隊が到着したのは45年7月6日。第6次隊まで到着したところで計画は中止になった。 しかも、農業に適した土地はすでに田畑になっており、農兵隊の開拓は過酷だ...

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