【道内9都市“戦禍の爪痕”】〈稚内市〉本土決戦の準備も 終戦直後は“米軍の街”

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宗谷岬にある旧海軍望楼

 稚内市民は戦時中、いつ襲ってくるかわからない敵国の影におびえながら生活していたという。終戦直後には米軍の街になった。  1943年10月、宗谷岬の沖合で日本軍と米軍は5時間に及ぶ激しい戦いを繰り広げた。旧日本海軍の攻撃によって、米潜水艦「ワフー号」は80人を乗せたまま撃沈したという。  終戦が近づくと、日本軍は稚内のノシャップ岬から宗谷岬までの...

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