【道内9都市“戦禍の爪痕”】〈旭川市〉第七師団を抱えていた「軍都」

戦車も渡れる強度で設計された旭橋(北鎮記念館所蔵)
石狩川と牛朱別川に架かる現在の旭橋は1932年に完成した。戦時中、橋門構に軍人勅諭が掲げられ、多くの兵士がこの橋を渡り、出征していった。
旧陸軍の精鋭と称された第七師団があった旭川は「軍都」と呼ばれた。
第七師団は明治期に創設され、日露戦争では旅順要塞、二〇三高地の攻略にたずさわった。
太平洋戦争でも、傘下の部隊がいくつもの激戦地に...