【配信限定・無料公開】ペンギンと万年筆の意外なカンケイ…大丸藤井セントラル×AOAOコラボのこだわりエピソード
大丸藤井セントラルが狸小路商店街の水族館「AOAO SAPPORO」とのコラボ万年筆を9月20日から発売する。
フェアのタイトルは「ワンダフルワンダー~AOAO SAPPOROのキタイワトビペンギン~」。AOAO館内の生き物を再現した万年筆とオリジナルインクには、〝こだわり〟ポイントがたくさん。惜しくも本誌で掲載できなかったエピソードをお届けする。
AOAOといえば、道内の市町村の名前がついたキタイワトビペンギンが有名。本コラボフェアでは、そのペンギンをイメージしたセーラー万年筆「プロフェッショナルギア スリム ミニ」と、青色のインク「ワンダーブルー」のセットが販売される。価格は3万8500円(税込)~。
「万年筆は、ペンギンの色合いを忠実に再現しています」
大丸藤井セントラル担当者はそう胸を張る。
両者の〝主力〟同士が組んだ。それだけの話ではない。万年筆のモチーフがペンギンになったことには、とある理由がある。
「ペンギンは足が短く見えますが、曲がっているだけで実は長いんです。一方、『プロフェッショナルギア スリム ミニ』も、普段はコンパクトで筆記時には長く書きやすいサイズになります。スタッフ間でまるでペンギンみたいだね、と盛り上がったことから、このモデルにすることが決まりました」(大丸藤井セントラル担当者)
セーラー万年筆のフェアは、9月から10月にかけてセントラルで開催される定番イベント。毎年異なるテーマのもと、セントラルオリジナル万年筆を販売している。
AOAOが入居するmoyuk SAPPORO(モユクサッポロ)は2023年夏にオープン。別のセントラル担当者は「大通地区の商業施設として協力していきたいという気持ちは当時からありました」と振り返る。
そこで、AOAO側に企画を打診したところ、快諾。約半年ほど綿密な打ち合わせを繰り返し、実現にこぎつけた。
万年筆の予約開始直後には、セントラルにこんな客が訪れた。
「開店から毎日AOAOに通っているという大ファンの方が当店にいらっしゃいました。たいへん喜んで予約されていきましたよ」(前出担当者)
同時発売のインクは5種類。「ヘコアユのキラキラ輝く黄金(こがね)色」、「キタイワトビペンギンの鋭い眼(まなこ)レッド」といったように、これまたAOAOの生き物の色味を忠実に再現している。
「万年筆インクとしても珍しい色合いです。色味と名前はAOAOのスタッフさんと相談して決めました」(前出担当者)
セントラルのオリジナル万年筆やグッズは、万年筆マニアからも一目置かれる存在。別の担当者は、「道外に出張や旅行に行かれる際に、手土産としてお使いいただくのもいいですよ」と太鼓判を押す。