元請け、下請け、道は“隠蔽”、労基署はずさん調査 釧路・道発注工事死亡事故、闇に葬られた真実

©財界さっぽろ

北海道庁本庁舎

 昨年6月に釧路市内の道発注工事現場で起きた死亡事故で、労働者の安全を守るはずの労働基準監督署がずさんな調査をしたあげく、受・発注双方が真実を〝隠蔽〟。故人の尊厳を踏みにじられた遺族の怒りは、民事訴訟へと発展した。 労基署の不可解で不公平な立ち回り  本誌記者の手元に、何冊もの資料がある。昨年6月15日に事故で重体となり、23日未明に亡くなった、...

(残り4185文字)

こちらもおすすめ

関連キーワード