セコマ【業種別景況と企業動向】

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「キャメロット シャルドネ」と「キャメロットカベルネソーヴィニヨン」は、カリフォルニアから自社輸入する(写真はイメージ)

高品質なカリフォルニアワインを自社輸入でリーズナブルに提供

道内全域に「セイコーマート」を約1100店舗展開する。原料調達から製造、加工、物流、小売までを一貫して行うサプライチェーンだ。今年6月には「セイコーマート南富良野店」を開店しており、セコマグループが出店する自治体は、道内179市町村のうち175に及ぶ。
1987年からは海外ワインの自社輸入も手掛けている。当時は、ワインはまだ高級品とされていたが同社では「おいしいワインを求めやすい価格で提供する」との志を掲げ、自社一貫で商品探しから輸入、管理まで行う方法を採用した。
現在は11カ国約80種類のワインを扱う。コンテナ単位で輸入することでコストを削減するほか、石狩市にワインの保税倉庫も保有する。買い付けから輸入、販売までグループ一貫で行える体制を整えている。
そのスタートとなったのが「カリフォルニアワイン」だ。アメリカのカリフォルニアは、冷涼な気候と長い日照時間によってよく熟した良質なぶどう産地として知られる。そこで作られたワインは日本人にもなじみやすい味で人気が高い。
今年は約20年ぶりに「カリフォルニアワイン」の自社輸入を再開した。5月から販売を開始しており、白ワイン「キャメロット シャルドネ」は、熟したメロンのような甘さやコクを感じる逸品となっている。第2弾として、7月10日からは「キャメロット カベルネソーヴィニヨン」を販売。樽の香りと果実味漂う赤ワインで、フルーティかつ濃厚な飲みごたえが特徴だ。
いずれも道内外のグループ店舗等で購入できる。
セコマグループでは「今後も「ワインを日常の食卓で楽しんでほしい」という思いのもと、良質で納得できる美味しさと価格のワインを届けていく方針だ。

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「キャメロット カベルネソーヴィニヨン」はフルーティかつ濃厚な飲みごたえが特徴
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23年6月末時点で全道に約1100店を展開する「セイコーマート」

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