サツドラホールディングス株式会社【IR特集】

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ワンストップショップとして生鮮食品も拡大

増収達成。構造改革を実行し次期は増収増益を狙う

 道内ドラッグストアチェーン大手。「地域の生活総合グループへの進化」をテーマに、「店舗の生活総合化戦略」「地域プラットフォーム戦略」「コラボレーション戦略」の3つの成長戦略を描く。
 2023年5月期の連結決算は、売上高が874億8100万円(前年同期比5.5%増)と増収となった。
 トピックとしては「サツドラ公式アプリ」が30万ダウンロードを達成したほか、店舗面では生鮮食品取り扱い店舗を拡大しており、ワンストップショップとしての存在価値を高めた。
 23年1月には、小清水町と包括連携協定を締結。江差町同様、新しい地域振興のモデルとして地域限定「EZOCA(エゾカ)」を発行し、ポイントを付与することで地域経済活性化に貢献した。
 また、スピーディーで正確な調剤による待ち時間の短縮を図るために薬局ロボットの導入を開始。調剤DXを進め、今後は対人業務に注力する。
 また、コロナ収束にともないニセコや沖縄などの観光地で免税販売対応店の営業を再開したほか、グループ会社が手掛ける決済サービス事業が堅調に推移した。コロナ関連商品の評価損の計上などにより減益となったが、次期は事業と業務の構造改革を軸にした「再成長への構造改革」を掲げ増収増益を狙う。
 昨年3年ぶりにリアル開催した「サツドラFES」は、今年も9月に開催予定だ。

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富山浩樹社長 CEO
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北8条店に導入した薬局ロボットROWA

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