株式会社 ニトリホールディングス【IR特集】

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積極的多店化。売上高、経常利益で36期連続増収増益

 家具・インテリア製造小売り国内最大手。「ニトリ」やホームセンター「島忠」を傘下に持ち、アパレルも含めた「ライフスタイル総合提案企業」へと進化を遂げている。
 決算期変更により13カ月の変則決算となった2023年3月期の連結決算は、売上高9480億9400万円(前年同期比16.8%増)、経常利益1440億8500万円(同1.6%増)、当期純利益951億2900万円(同1.6%減)。急激な円安で純利益は24年ぶりの減益となったが売上高、経常利益ベースでは36期連続の増収増益を達成。上場来33期連続は、米国ウォルマートを抜いて世界一となった。
 旗艦店「目黒通り店」および「池袋サンシャイン60通り店」を含め国内は76店舗。海外では、中国で北京に初出店するなど21店舗。東南アジア7店舗を出店。期末の店舗数は島忠を含めて902に。
 商品開発では、横向き寝が楽な枕「ナチュラルフィット」、ダイニングテーブル「セーラル」などヒットを連発したほか、22年度グッドデザイン賞も3項目で受賞した。
 物流では国内拠点を再配置。22年に石狩DCと神戸DCが稼働。名古屋DC、幸手DC(埼玉県)も着工し、コスト抑制と配達の効率化がさらに進む。
 次期は206店舗純増で1108店舗となり増益予想する。

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似鳥昭雄会長兼CEO
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「池袋サンシャイン60通り店」など、期末の店舗数は902に
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石狩市新港地区に稼働した「石狩DC」は昨年9月から道内の商品供給を開始

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