鈴木商会

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70周年を記念して新聞紙面に全面広告を掲載した

廃棄物リサイクルで資源を循環。DX化も推進

 金属資源を中心にリサイクルを手掛ける。世界的に資源の枯渇が懸念される中、〝フォーエバーマテリアル〟をキーワードに、廃棄物を資源に戻すマテリアルリサイクルに注力している。
 22年6月には、道内初の漁網リサイクル工場「苫小牧プラ・ファクトリー」を新設。半数以上が埋め立て処分されている漁網を、アパレル製品などの原料となるナイロン樹脂にリサイクルすることで、最終処分される量の削減や環境負荷の低減に貢献している。
 このほか、DX化も進める。9月からコベルコ建機(本社・東京都品川区)と共同で、重機遠隔操作システム「K‐DIVE」の導入検証を開始した。安全確保や重機オペレーター不足の解消が目的で、将来的に札幌本社と地方の各事業所を通信ネットワークで結び、遠隔操作が可能となる。
「実用化すれば、現場の省人化や働き方改革などの多様な人材活用が可能となります。働く場所の制限を受けることのない〝誰でも快適に働ける現場〟を目指していきたい」と駒谷僚社長。
 一方で、人の手による廃棄物の事前選別も強化し、原料の質を高めることを目指す。選別専任スタッフとして障がい者の安定的な雇用も視野に入れる。
 駒谷社長は「新たな年も〝資源循環型製造業〟として、廃棄物を〝生かす〟方法を追求していく」と話す。

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駒谷僚社長
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漁網リサイクル工場「苫小牧プラ・ファクトリー」

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