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明るく児童を支援する「こども館あいいろ」のスタッフたち

〝勝負の年〟を見据え、人材確保や多角化経営を推進

 医療機関や高齢者施設、学校向けの給食事業が中核。社員食堂や飲食店の運営など、道産食材にこだわって安心・安全な食を提供する。
 給食業界は、長引くコロナ禍にあっても底堅い需要がある一方、慢性的な人手不足という課題を抱えており、同社では初となる外国人労働者の採用に踏み切った。23年4月から札幌、函館、北見の3拠点に6人のタイ人が配属となる。今後はベトナム人の採用も検討中で、5年後までに約40人の外国人労働者を採用する方針だ。
 また、食材の高騰に伴い、受託先との契約内容の見直しにも着手した。嘉藤田章博社長は「〝低価格で、食事の内容も良い〟と評価をいただいていましたが、皆様のご理解を得てやむを得ず値上げを実施しました。その分、メニューを充実してご満足いただけるよう努めます」と語る。
 一方、北海道・東北地区でパチンコ店内の食堂も展開。
22年10~11月には、東北地区に3店舗開業した。
 このほか、児童発達支援や放課後等デイサービス事業所を運営する療育分野にも傾注。23年は2つの新施設を開設する計画で、経営の多角化を推進する。  
「数々の取り組みが実を結び〝勝負の年〟になるのが24年頃だと想定しています。そこに向けて、23年は新卒や外国人労働者の採用と育成に注力し、地力をつけていきたい」と嘉藤田社長。

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自社で調理した給食は子どもたちにも好評
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