村松法律事務所
幅広い問題に対応。経営の戦略的協働チームも結成
道内最大規模の法律事務所。村松弘康所長弁護士が1983年に開所し、現在は15人の弁護士を擁する。証券被害者救済の集団訴訟や交通事故の高次脳機能障害認定訴訟など実績は多数。一方、弁護士業務のなかで直面した疑問や課題の解決に向け手掛けるフィールドは広い。
高齢者や社会的にハンディキャップを持つ人の生活・法律相談の支援サービス「ゆとりろ」は開始して7年となる。21年12月には全国規模の福祉相談窓口を持つNPO法人日本アビリティーズ協会と提携するなど、生活支援活動を拡充。
また、多機能型就労支援事業所「リベラ」と提携するなど、障がい者の就労支援も強化する。無農薬・無肥料のりんご栽培で知られる木村秋則氏が校長を務める「HOKKAIDO木村秋則自然栽培農学校」と連携した活動にも力を入れる。
一方、村松所長弁護士が代表幹事として率いる経営者養成塾「北海道フロンティアカレッジ」は18期を迎えた。すでに卒塾生は450人を超え、多様な分野で活躍している。
新たな年は、経営の戦略的協働チームを立ち上げる。
村松所長弁護士は「45年の弁護士活動のなかで、企業法務に携わる弁護士の仕事が法律の部分最適にとどまっていることの限界を痛感してきた」と語る。同チームは、法律・会計・税務・財務のエキスパートによる戦略的協働によって、経営者にとっての〝全体最適〟を提供する新しい仕組みをスタートさせる。