北海道中央バス

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未曾有のコロナ禍の中、安全最優先で地域の足を守り続けた

コロナ禍を事業再構築のチャンスに新たな価値を創造

 道央圏を中心に路線バス、都市間高速バスなど各種事業を展開。「安全輸送と旅客サービスの提供」を通じて地域社会と共に歩み、貢献することを経営の基本方針に掲げる。
 緊急事態宣言解除にともない道内の人流も少しずつ回復してきた。しかし乗合バス事業は、利用者が少なくても休業できず、長引くコロナ禍により、かつてない経営危機に直面。経営のスリム化・効率化で固定費の削減などの経営改革を進めているが、民間企業として自助努力の限界を超える厳しい局面にある。
 コロナ禍を受けて社会・経済状況の変化が避けられないなか、減少したバスの需要に応じた事業計画のきめ細かな変更や、車両の感染対策として乗合バス全車内に抗ウイルス・抗菌処理を施したほか、デジタル社会の進化に合わせ、顧客からの問い合わせにリモートで対応するリモートコンシェルジュ(遠隔接客システム)を全道に先駈けて導入するなど、予想されるコロナ感染の第6波に備えつつ、安全・安心な商品・サービスを提供し、変化する社会の需要に応じた事業展開を進める。
 また、このコロナ禍を事業再構築の機会(チャンス)と前向きに捉え、部門を問わず、生産性の向上、業務の効率化を早急に進める。経営全般に見直しをかけるとともに、事業の継続と雇用の維持のため、創業以来の危機を乗り越えるべく、中央バスグループの経営資源を有効活用し、スピード感を持って新たな企業価値の創造に挑戦している。

北海道中央バス
小樽市色内1丁目8番6号
TEL:0134・24・3301
https://www.chuo-bus.co.jp/
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感染対策として乗合バス全車内に抗ウイルス・抗菌処理を施した
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窓口に設置した「リモートコンシェルジュ」(遠隔接客システム)

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