高級稀少ワイン偽造の後日談 葉山考太郎 2022年10月14日 09:00 2022年11月号 有料記事 Tweet 先月の本コラムで、ロマネ・コンティのような1本数百万円の超級高価なワインを米国で精巧に偽造し、数百億円を荒稼ぎしたルディ・クルニアワンの犯罪を書いた。超人的な試飲能力を持つクルニアワンは、本物以上にそっくりの香りや味の偽造ワインを作ったが、生産していないヴィンテージを「うっかりミス」で作ってしまい、足がついた。 直接の原因は、ブルゴーニュの老舗生産者、ドメ... (残り1037文字)