三光グループ
タイヤにおける循環型企業として地域社会に貢献
〝タイヤを生かし、未来に生きる〟をモットーに、タイヤにおける循環型企業を目指す三光グループ。
廃タイヤの収集運搬や中間処理、新品・中古タイヤ販売を手掛ける「高橋商事」(帯広市)と「三光産業」(同)、タイヤの輸出入部門となる「ウイングコーポレーション」(苫小牧市)の3社でグループを構成。廃タイヤのリデュース(抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再利用)を展開している。
「コロナにより世界的に物流が滞っており、当社の輸出部門も大きく影響を受けました。しかし、産廃や店舗販売がそれを補い、グループ全体ではプラスを維持しました」と語るのは髙橋佳夫専務。
約1万坪の敷地を持つ勇払リサイクル工場(苫小牧)では、全道から集めた廃タイヤを集積。タイヤの回収・選別、マテリアル(舗装やゴムチップマットに使用)、サーマルリサイクル(化石燃料の代替エネルギー)など資源化の中間処理を行っている。
「21年は2つあるゴムチップ破砕機のうち1つをフルリニューアルしました。また、これから生き残るために必要な設備投資を積極的に行いました」(髙橋専務)
22年は本社社屋を改築。さらに帯広市内にタイヤショップ1店をオープンさせる。
「22年は新しい時代を見据えたサービスやビジネスを積極的に展開していきたい」と髙橋専務は抱負を語る。