サントリー酒類 北海道支社

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22年1月にリニューアルする 「パーフェクトサントリービール」

ウィズコロナを見据えて、独自のキャンペーンを実施

パーフェクトサントリービールが快進撃

 長引くコロナ禍で消費者の行動変容が顕著となった21年、高まる巣ごもり需要に応えて登場した大型商品が「パーフェクトサントリービール」だ。
 外出自粛でより拍車のかかった健康志向を踏まえ、糖質ゼロ(100ミリリットルあたり0・5グラム未満)とアルコール度数5・5%の飲みごたえを両立したビール。「アルコール度数と糖質ゼロを同時に実現するのは非常に難しく、開発に5年の歳月を要しました。キンキンに冷やして飲んでいただくと、本当に旨いですよ」と榎並康之サントリー酒類北海道支社長は力を込める。
 家庭用市場では、同商品に加え「金麦〈糖質75%オフ〉」を含めた糖質オフ商品の販売数量が、21年1~10月の累計で前年比19%増と伸長した。
「糖質〝ゼロ〟と〝オフ〟は各社続々新商品を投入する激戦区。その中でも大変売れ行きがよく、手応えを感じています」(榎並北海道支社長)
「パーフェクトサントリービール」は22年1月にさらなるおいしさを追求してリニューアル。基幹商品「ザ・プレミアム・モルツ」にも使用するダイヤモンド麦芽をこれまでの1・3倍に増量し、ビールらしい飲みごたえを強化する。

これからも飲食店とともに歩む

 道内でも蒸溜所が続々誕生するなどクラフトジンブームが到来する中、20年に投入された「ジャパニーズジン 翠(SUI)」は、従来の常識を覆す「食中酒」としての評価が高まっているという。
 榎並北海道支社長は「ジンはバーで飲むイメージが強いお酒でしたが、香りの決め手となるボタニカルに加え、柚子、緑茶、生姜といった日本の素材を使用することで日本人の味覚に合う、食事と一緒に楽しめる日常酒として好評を得ています」と説明する。
 一方、業務用市場は21年も長引くコロナ禍で飲食店が打撃を受けているが、各種の感染対策が浸透。ようやく光明も見えてきた。その中でサントリーが全社を挙げて飲食店を応援する取り組みを開始。「人生には、飲食店がいる。」をテーマに、飲食店の価値や魅力をメッセージにしたオリジナルポスターを製作した。21年11月から順次、B2サイズのポスター2種、ステッカー2種を約5万店の酒販店や飲食店へ配布、掲示していく。
「20年から北海道支社として飲食店様の利用喚起、生産者とシェフをつなぐ支援なども行ってきました。また、ウィズコロナ時代を見据え、飲食店様ならではのおいしいビールや角ハイボールを提供するための〝飲用時品質〟を磨くアドバイスもしています。当社と飲食店様の信頼関係は、トリスバーに始まる酒の文化を世の中に広めてきた歴史そのものが証明しています。今後も信頼感は揺るぎないものとして、ともに手を携えて取り組んでいきます」と榎並北海道支社長は誓う。

サントリー酒類 北海道支社
札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザビル12階
TEL:050・3182・6687(総務担当直通) 
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ススキノの「北海道大衆酒場さぶろう本店」に貼られたキャンペーンポスター
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「ウィズコロナで生まれる飲食店様の新たなあり方、消費行動の変化に対応する」と語る榎並康之サントリー酒類北海道支社長

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