真嶋内装

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店舗にはさまざまなレンタカーがならぶ

内装工事を軸にレンタカー、電解水など新事業へ参入

 一般住宅のリフォームや商業施設などの内装工事全般を手掛ける「真嶋内装」。札幌市とその近郊を中心に、これまで3000件以上の工事を担ってきた。
 主力の内装事業を軸に、さまざまな事業を展開するのが同社の特徴だ。例えば、2020年には個人ユーザー向けにレンタカー事業に参入。札幌市東区の店舗には、国産車から輸入車、さらに今年7月には電気自動車を導入するなど約40台をそろえている。
 真嶋彰社長は「電気自動車の導入は環境への配慮の観点から。30年までに300台の車両を逐次導入していく計画だが、そのうち半数以上を電気自動車にしていく予定です。さらに、企業向けのカーシェアリング事業も計画しており、これに合わせて石狩市に2店舗目も開設します」と話す。
 一方、21年からは電解水事業にも着手。環境保全機器の開発・製造を担う「テックコーポレーション」(本社・広島県)が販売する「電解水衛生環境システム」の北海道販売代理店となっている。中でも好評なのが企業向け製品として開発された電解水生成装置「ESS‐25L PREMIUM」。 装置内で水道水に微量の塩を添加して電気分解を起こすことで、大量の酸性電解水とアルカリ電解水を生成する。洗浄効果や除菌・消臭効果が高いとされ、薬剤とは異なり塩素臭もなく人体や環境に優しいのが特徴だ。ホテルや病院の調理場などに導入されている。
 同社では8月に専用のECサイトも開設して販路を拡大したほか、昨年11月には、電解水生成装置を導入したコインランドリー店「LAUNDRY WERINA」(札幌市東区東苗穂1条3丁目1‐20)を開設。店舗の設計や内装も自社で手掛けた。
 今年11月には、2号店として〝ペットにも優しい〟をコンセプトとした、道内初のペット衣類専用のランドリー店を札幌市東区にオープン予定。店内にはペットのトリミングスペースやシャワールームも完備。昨今のペットブームを捉えた事業展開だ。
「今秋には農業事業にも参入します。化学肥料を使用せず電解水を代替えとした自然栽培農園を石狩市でスタートさせる予定です。本業の内装事業を軸に、環境へ配慮したビジネス展開で社会から必要とされる企業を目指しています」と真嶋社長。

真嶋内装
札幌市東区北37条東22丁目9‐10
TEL:011・761・4077
http://mashima.biz/
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真嶋彰社長。レバンガ北海道のスポンサーも務める
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昨年11月にオープンしたコインランドリーには、電解水生成装置を導入
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昨年11月にオープンしたコインランドリーには、電解水生成装置を導入

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