グロリアス

華やかで明るい〝チャペル葬〟を葬儀の選択肢に

　教会で行う〝チャペル葬〟を葬儀の新しい選択肢とするために創業したキリスト教葬儀社。
「当初はほぼクリスチャンからのお問い合わせでしたが、21年は約３割がノンクリスチャンでした。徐々に〝チャペル葬〟の認知度が上がってきた印象です」と岡崎紘久社長。
　賛美歌と花に囲まれた華やかな形式や、親族の有無や費用などを加味したプランの提案が評判。紹介による問い合わせが増加した。さらに〝チャペル葬〟を希望する人に向けて死後、遺族に正しく意向が伝わるよう、連携する士業も紹介。故人に寄り添う対応も好評だ。
　葬儀とデジタルの融合にも注力。さまざまな理由で参列できない人に向け、無料通信アプリ「ＬＩＮＥ」や「Skype」でライブ配信するほか、遠方からの香典を送れるようカード決済も導入した。
　５月には宗派を問わず、ご遺体の預かりやお迎え、物品販売など葬儀サポートに特化した事業「フューネラルサポート北海道」も始動。多様化する需要に応える細やかなサポート内容が髙評価を得ている。
　22年より、札幌以外の道内主要都市に展開を予定する。
「全道展開で〝チャペル葬〟の認知度向上を図るため、ノンクリスチャンの方など経歴を問わず社員やスタッフを求めています。人のために尽くし、寄り添いたいという人や企業の力をお貸しいただきたい」と岡崎社長。