キリンビール北海道統括本部
〝笑顔の乾杯〟を見るため常にチャレンジを続ける
キリンビールにとって21年は挑戦の年となった。1990年に誕生した「一番搾り」は、春に3度目のリニューアルで進化を遂げた。6月には「キリン一番搾り 北海道応援缶」を発売、売上の一部を北海道の地産地消のために寄附した。20年10月に発売した「一番搾り 糖質ゼロ」はビールカテゴリーでは国内初の糖質ゼロを実現するなど、フラッグシップブランドである「一番搾り」のブランド価値向上に貢献している。
3月には「SPRING VALLEY 豊潤〈496〉」を新発売。量販、業務用市場双方でブランドを育成し、クラフトビール市場をさらに盛り上げていく。
4月には業務用の新ビールサーバー「TAPPY」を全国で展開。製品の品質保持や洗浄がしやすい3㍑ペットボトル容器で抽出する小型サーバーで〝おいしい・かんたん・おトク〟で外食産業に関わる全ての人がビールサーバーの「TAP」を使いながら「HAPPY」にとの想いが製品名に込められている。
巣ごもり需要もありRTD(ふたを開けてすぐ飲めるアルコール飲料)も好調。新ジャンル「本麒麟」も20年の税制改革の影響を感じさせない成果を見せている。
藤本省三北海道統括本部長は「街には少しずつ人が戻っており、笑顔で乾杯している人を見ると我々はこのために仕事をしているのだと再確認しました」と感慨深げ。「今後もチャレンジャーとして努力していきます」と力を込める。