きのとや
冬を代表する新ブランド「SNOWS」が誕生
北海道を代表する洋菓子店。21年1月には冬季限定のチョコレートブランド「SNOWS(スノー)」を誕生させた。販売はオンラインストアと全国百貨店での催事、新千歳空港内の「ANA FESTA千歳ロビー店」に限定した。
販売初日は、オンラインストアにて3分で完売。2カ月間で50万枚以上を売り上げ、SNSでも話題となった。
〝お菓子を通して冬を感じてほしい〟との思いから、原材料の牛乳は、グループ会社が運営する牧場で放牧された牛から冬期間に搾乳した牛乳に限定している。
長沼真太郎取締役は「牛乳の味は季節によって異なります。特に寒い季節に搾乳した牛乳は濃厚かつ風味が豊かなため、チョコレートづくりに適している。原材料からも冬を感じてほしい」と新ブランドへのこだわりを語る。
商品の構成は、放牧牛乳の美味しさを最大限生かした生チョコレートサンドクッキーの「スノーサンド」をはじめ、バターミルクチョコレートの「森ノ木」、マカロンバームクーヘンの「森ノ幹」の3つ。
パッケージデザインには、版画家の故・大谷一良氏の作品を採用し、北海道の冬や雪を感じられるようにこだわっている。今シーズンも販売期間を11~3月に限定するが、新千歳空港での販売が好調で、増産も計画中。22年3月までに250万枚の売り上げを見込んでいる。
「北海道を代表する〝冬のチョコレートブランド〟を目指します」と長沼取締役。