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石狩市内に開設した「こども館あいいろ」と飲食店「中華しょうりゅう」

設立20年。食を軸に多角的な事業展開で躍進を遂げる

 医療機関や高齢者施設、学校向けの給食事業をはじめ、社員食堂や飲食店の運営など、食に関わる事業を多角的に展開。21年は設立から20年の節目を迎えた。
 給食事業の受託先は約140事業所。衛生管理は国際基準の「HACCP」にもとづいた管理や第三者機関による抜き打ち検査などを実施しているが、新型コロナをきっかけに、厳格な感染防止対策を制定。独自のPCR検査や現場社員の流動的な配置などを徹底し、食に携わる企業としての責務を果たした。
 22年はセントラルキッチンの稼働率を向上させて業務効率化を図るほか、東北エリアでも病院給食の受注獲得を目指していく。
 食ビジネスのほか、児童発達支援や放課後等デイサービスも展開。21年2月には石狩市に「こども館あいいろ」を開設し、札幌市内でも2施設を運営。22年1月には新たに白石区にも開設する。
 食を通じた社会貢献活動にも積極的だ。05年から日本テレビ系列「24時間テレビ」のチャリティー活動に参加。「MMPふれ愛キッチン24」と題した飲食販売を実施し、収益の寄付を継続。21年はコロナ禍の代替として石狩市内で運営する飲食店で感染防止対策を講じた上で、ビアガーデンを開催。収益を寄付した。
 嘉藤田章博社長は「現在、職員数は約1000人。さらなる人材確保と教育を進め、事業領域の拡大に努めていきたい」と語る。

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1月に白石区に開設予定の児童発達支援施設(写真はパース)
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嘉藤田章博社長

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