旭イノベックス
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右から伊藤伸彦土木鉄構事業部長、工藤孝志建築鉄構事業部長、星野恭亮会長、星野幹宏社長、西村茂住環機器事業部長
土木鉄構事業部が2つの快挙。70周年に向け視界良好
「土木鉄構」「建築鉄構」「住環機器」の3事業部からなる旭イノベックス。
「土木鉄構」事業部はオートゲート、バタフライフロートの2つの樋門が大活躍。国も無動力自動開閉化、門柱レス化の方針で進んでおり、着々と導入が進んでいる。
バタフライフロートは、「令和3年度北海道新技術・新製品開発賞」ものづくり部門で大賞を受賞。すでに国内特許は取得済みで、海外特許も申請中だ。
また、室蘭開建の「平取ダム」建設では、ダム主ゲートを元請けとして受注。道内企業として初の快挙となった。
「建築鉄構」事業部は、札幌中心部のビル建て替えラッシュ需要を取り込み好調。22年も大通地区、新札幌地区の再開発などが控えている。
パネルヒーターの製造を手掛ける「住環機器」事業部は、一般戸建て住宅の着工数が減少したが、公共工事は増加。官民双方に顧客を持つ強みを発揮した。
人材の有効活用もできている。20年に定年年齢を65歳に引き上げたことで、自社の技術者に加え、60歳を過ぎた新たな熟練工の獲得に成功した。また、21年は非正規雇用者の正規雇用化も実施した。
「世の中のスタンダードを取り入れ、社員に対する適正な投資をしているだけ」と星野幹宏社長は淡々と語る。
22年は70周年の節目の年。永続に向けて若きリーダーが牽引する。