アイビックグループ

グループ6社の社長と主要役員が一致団結。前列中央が牧野利春グループ代表
創立100周年に向けて新会社と新事業がスタート
1922年創立。釣用品総合販売の「アイビック」をはじめ、食品製造販売の「アイビック食品」、不動産賃貸の「アイビーエム不動産」「今西商事」「朝日商会」、惣菜製造の「総菜開発」の6社でアイビックグループを形成する。
中核のアイビックでは、コロナ禍のキャンプブームで大型釣具・アウトドア用品店「コルソ札幌」が20年に引き続き好調。11月末には、アウトドア用品大手のスノーピーク(本社・新潟県三条市)など4社で新会社を設立し、キャンピングとフィッシングの融合で地域活性化も目指す。また、既存の釣具店や食事処、宿泊施設などを取りまとめ、総合アウトドアプロデュース会社として釣り公園の計画も進めている。
一方、だしやタレ、調味料などを製造販売するアイビック食品では、9月に「北海道みらいキッチンGOKAN」をオープン。「北海道の食のDX拠点」をテーマにした、五感を刺激する食提案ができる施設となっている。試食会や料理教室にも活用できるセントラルキッチン、動画撮影や配信にも対応できるオープンキッチンのほかスタジオも用意。液体調味料や惣菜のOEMメーカーとして、小ロット多品種など味のバリエーションの要望にも対応できるよう体制強化を図った格好だ。新事業や新会社もスタートし、創立100周年を控えて磐石な基盤を構築。新たな年も次のステージへ向けて飛躍の一年になる。