土屋ホームが北海道初木造4階建てアパートを発表

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「TSUCHIYAみらいチャレンジ」について語る山川浩司社長

 土屋ホーム(本社・札幌市、山川浩司社長)が、脱炭素社会の実現に向けて北海道初となる木造4階建てアパートを発表。2月18日には構造現場見学会を開催した。

 道内建築の約4割を占める賃貸住宅の省エネ化を目指し、土屋ホームが中高層木造建築に進出。木造4階建てアパート「LAPEACE(ラピス)」を1月26日に発表した。
 これまで4層を超える賃貸住宅は、鉄骨やコンクリート造が主流だったが、ラピスは道産カラマツ集成材を使用し接合部や柱脚、ボルトなどを強化して木造4階建てを実現した。
 ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)対応など省エネ化に加え、木造建築は、短工期や軽量化などで建築過程の環境負荷が軽減されることも大きな特徴だ。
 2月18日の構造現場見学会では、建築中の1号物件の「ラピス菊水」(白石区菊水1条1丁目)を報道陣に公開。山川浩司社長は「土屋ホームは持続可能な未来のために、9つのテーマを掲げる『TSUCHIYAみらいチャレンジ2022』を宣言。その第1弾が中高層建築の木造化です。ラピスは2030年までに年間100棟を目指したい」と意欲的に語った。

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構造現場見学会が行われた木造4階建ての賃貸住宅「ラピス菊水」

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