岩田地崎建設

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昨年2月にバイオガスからメタノールとギ酸を製造する光化学プラントで産官学による4者連携協定を締結

100年の感謝と培った技術で北海道の持続可能な社会の実現に貢献

「人と自然の最適環境づくりに貢献する」という経営理念のもと、ビルや教育施設などの建設、
橋梁やトンネル、災害復旧工事など幅広い事業を手掛ける岩田地崎建設。1922年、土木建築請負業「岩田組」として札幌で創業して今年は100周年の節目を迎える。
 持続可能な社会の実現に向けて、18年にSDGs推進委員会を設立。目標や具体的な活動内容の決定のほか、環境問題などの社会課題に対して全役職員の意識向上を目的としたSDGs研修を例年実施している。
 さらに、同社の活動内容を取りまとめたサスティナビリティレポートを発刊する。
 ゼロカーボンに向けた取り組みでは、太陽光発電所や雪氷熱エネルギーを利用した施設の建設など、建設事業を通じて再生可能エネルギー利用の促進に寄与してきた。
 21年2月には、酪農の家畜ふん尿を液体燃料に変換する世界初の「バイオガスからメタノールとギ酸を製造する光化学プラント」開発で、興部町・大阪大学・エアウォーター北海道との産官学が連携した4者連携協定を締結。同社が光化学パイロットプラントに適した上屋・構造物の設計と反応環境制御技術の開発を担当し「カーボンニュートラル」の実用化・事業化を目指している。
 また、同5月には、環境省の「令和3年度脱炭素社会実現のための都市間連携事業委託業務」において札幌市などと共同提案した「ウランバートル市における寒冷地の建築・再エネ促進による脱炭素都市形成支援事業」が採択。モンゴル国の脱炭素・低炭素化に向け、寒冷地における省エネ建築技術を提案し、世界規模でのCO2削減に貢献する2国間クレジット制度を活用して実施化を目指している。
 このほか14年にスタートした「緑の水田プロジェクト」では耕作放棄地に水田を蘇らせ生物の生息地を増やす取り組みとあわせて、子どもたちに田植などの農業体験を通じた環境教育の側面も併せ持つ活動を実施している。
 同社では100周年事業スローガン・コンセプトとして、「100年の感謝をまちへ、未来へ」を掲げている。今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みが活発化しそうだ。

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岩田圭剛社長
岩田地崎建設
札幌市中央区北2条東17丁目2番地
TEL:011・221・2221
http://www.iwatachizaki.jp

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