滝川中央病院

系列病院、施設が連携。総合力で地域医療に貢献

　精神科医療の担い手として、１９６１年の開院以来、半世紀超にわたり地域に貢献する「滝川中央病院」。空知管内はもちろん、留萌管内や離島からも多くの患者が訪れている。
　心の病には早期治療から社会復帰まで途切れなく支援することが重要。そのため同院では各分野の知識と経験を生かしたチーム治療を展開している。公立病院の診療部長などを歴任した医師を中心に看護師、精神保健福祉士などが連携。精神疾患全般はもちろん、薬物療法や作業療法、精神科デイケアなどを活用して認知症や各種依存症に対する医療を提供している。最近は、女性スタッフで構成した「女性こころの外来」への受診や相談も増加。思春期や若年期の患者へのサポートにも評価が集まる。
　グループ内の医療・介護施設とも密に連携。例えば４人の理学療法士が所属する療養型病院の「若葉台病院」（滝川市江部乙町）では在宅復帰に向けたリハビリや長期療養を、グループホーム「夕月」「朝日」では生活支援を担当。退院後を含め、充実したチーム医療体制も整えている。
　これまでの精神科医療施設とは異なり、待合室が設置されたロビーは明るく開放感あるデザインを採用。診察室や廊下にもバリアフリー化を徹底し、幅広い世代の人がリラックスできる空間が広がっている。もちろんソーシャルディスタンスの確保も十分だ。
　併設した「歯科診療室」も広い間取りと通路を確保。車椅子の利用者や高齢者、介助者からも好評で、外来による利用者も増えている。現在は、新型コロナウイルスのワクチン接種会場として４階講堂を開放。地域住民への貢献度もさらに向上している。

●診療科目
精神科、神経科、内科、歯科
●診療時間
月〜金　9:00～12:30（新患受付は11:00まで） 13:30～17:00（新患受付は16:00まで）
（第1･3･5土曜は午前のみ診療）
●休診日
日曜・祝日、第2・4土曜、6月10日午後、
6月15日、8月15・23日、年末年始