えにわ病院
竹内 裕介医師
たけうち・ゆうすけ/2003年昭和大学医学部卒業。京都第二赤十字病院勤務を経て、08年からえにわ病院に勤務。日本整形外科学会認定整形外科専門医。
腱板断裂をはじめ、上肢全般の治療に実績
年間2500例以上の整形外科手術を担う「えにわ病院」で、上肢を専門とするのが竹内裕介医師だ。
得意とするのが、肩の腱板断裂に有効な「関節鏡視下腱板修復術」。これは腱の断裂部分を関節鏡で確認し、糸の付いた釘(アンカー)を骨に埋め込み腱を縫合する術式だ。
竹内医師は「傷口は1㌢ほどで、皮膚や筋肉への侵襲が少ない。痛みや動きの制限も小さいといったメリットがあります」と語る。
竹内医師は同院着任から現在までに同術式を950件担当(2022年1月27日現在)するなど、高いスキルを持っている。
また、腱板断裂が悪化して同術式が適用できない場合は人工関節の手術も行う。
肩関節の脱臼や四十肩の治療にも明るく、手術や保存療法を駆使し、上肢疾患の改善に注力している。
術後のQOL向上を目指す竹内医師は「術後の肩甲骨の動きが悪いと治りが遅く、再発にもつながるため、上肢の全手術で肩甲骨の動きに配慮した治療を徹底しています」と健康寿命の延伸にも努めている。