さっぽろ脊椎外科クリニック

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濱田 一範副院長
はまだ・かずのり/1999年札幌医科大学卒業。札幌中央病院診療部長を経て、2015年から現職。日本整形外科学会認定整形外科専門医。医学博士。

経験豊富でも手術は〝恐い〟。慢心は一切無い

 腰部脊椎管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、腰椎すべり症などを専門とする濱田一範副院長。日本脊椎脊髄病学会認定指導医として、さまざまな手術を遂行してきた。
 山田恵二郎院長、神田翔太郎医師、佐藤公一麻酔科医師とともに、昨年は456例の手術を実施。2015年の開院からわずか6年で、2100例以上の手術を行うなど、多くの患者から選ばれている。
 日々執刀技術に磨きをかける濱田副院長は、低侵襲手術として知られる「OLIF」および「XLIF」も体得済。従来手術に比べ、わずかな切開で神経の除圧や脊椎間固定、脊椎配列の矯正などを行う術式で、背中を大きく切開する従来式に対し、前方や側方などから患部にアクセスできるため、背筋などの筋組織への侵襲を軽減。手術翌日にはリハビリを開始でき、入院期間は2~3週間で済むという。
 また、最近では再手術の受け入れも増えている。
「再手術の症例はリスクが高く、難易度も高いケースが多いのは事実です。低侵襲手術の技術を応用することで再手術に対応できるケースもあるため、可能な限り受け入れています」
 こうした難症例に向き合う心境を「患者さんが手術を恐れるように、私も常に緊張感を持っています。恐怖心があるからこそあらゆる事態を想定し、複数のプランを用意するなど、万全の準備の上で手術に臨みます」と語る。 
 手術の難易度に関わらず、事前に複数の医師と症例を詳細に検討。手術のシミュレーションも欠かさない。
「当院で行う手術は緊急手術ではなく予定手術。事前準備を徹底すれば、リスクは減らせる。手術時間の短縮にもつながりますし、患者の身体的負担はより軽減できる」
 良い意味で〝恐怖心〟を持つこと、そして恐怖に立ち向かうための準備に余念が無いこと――執刀医にとって極めて重要なマインドと言えるのではないだろうか。

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手術室を2室完備
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