高瀬工業
農業土木工事で一次産業に貢献次世代技術者の育成にも本腰
道内における耕地の10%を占める空知エリアで農地整備を行っている「高瀬工業」。道内一の米どころを半世紀以上にわたって陰から支えている。
主事業の農業土木工事では、排水工事などで用いられるトレンチャーや投入機と呼ばれる特殊機械を保有。施工品質も高く、元請業者からの信頼も厚い。
また、建設用の土を採掘する自社の土取り場を美唄および近郊4カ所で運営し、農地や農道用の土や砂利も販売している。各現場までの運搬も担っており、多い日には150台以上のダンプを手配して対応にあたるなど建設現場の利便性を高めている。
近年は次世代の人材育成に力を入れており、採用も積極的に行っている。今年は新卒者を含めて6人が入社。20代の女性オペレーターも活躍している。
高瀬健秀社長は「希少な特殊機械があっても、それを操る〝人〟がいなければ意味がありません。年齢や性別に関係なく、未経験でも一から育てていきます」と今後も人材の拡充を図っていく。