光ハイツ・ヴェラス【IR特集】

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森千恵香社長

売上高は横ばいを維持。来期は増収増益を見込む

 札幌、小樽市内を中心に介護付有料老人ホームなど9施設を展開する。
 2022年3月期決算では、引き続き新型コロナの影響を受けながらも売上高はほぼ横ばいをキープしている。
 施設では外部との接触を制限、消毒の徹底、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種など、感染拡大防止を徹底。住宅型有料老人ホーム2施設では、外部事業者のサービス利用が困難になった顧客の受け入れも行った。これにより、感染拡大予防と通所サービス事業の売上向上を同時に達成した。結果として全施設平均入居率は91%を維持することに成功した。
 今後は介護老人保健施設との連携を強化し、健康長寿社会の実現を目指していく。経管栄養などの医療ニーズを持つ顧客の受け入れも積極的に行い、機会損失を防ぐ計画だ。入居後もニーズに応じた住み替えの支援なども行っていく。
 また、24年には「北海道ボールパークFビレッジ」に「北海道ボールパークシニアレジデンス」(仮称)のオープンも控える。
「経営の基本は入居率の維持向上であると考えている。入居率95%に向け、社会ニーズを捉えた事業展開を目指していきたい」と森千恵香社長。
 こうした対応により、次期予想は、売上高30億2000万円、営業利益1億2000万円、経常利益1億5000万円、当期純利益1000万円の増収増益を見込んでいる。

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手前が「北海道ボールパークシニアレジデンス」(仮称)

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