サツドラホールディングス【IR特集】

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富山浩樹社長兼CEO

3つの成長戦略を掲げ、経常利益は30.5%の大幅増

 道内ドラッグストアチェーン大手。創業50周年を記念したフェアなどを実施した。
 2026年5月期を最終年度とする中期経営計画が進行しており「地域の生活総合グループへの進化」をテーマに「店舗の生活総合化戦略」「地域プラットフォーム戦略」「コラボレーション戦略」の3つの成長戦略を掲げている。
 店舗の生活総合化戦略としては、ワンストップショップを目指し生鮮食品取り扱い店舗を拡大。地域プラットフォーム戦略については、サツドラ以外でも利用できる共通ポイントカード「EZOCA」の提携店を増やし、会員数は21年8月に200万人を突破した。コラボレーション戦略としては、コープさっぽろとの包括連携協定により日用品部門とフランチャイズ加盟店契約を締結し売場構成を含め一体的な運営に着手している。
 22年5月期の連結決算は、売上高829億500万円(前年同期比0.4%減)、営業利益7億4700万円(同16.7%増)、経常利益7億9300万円(同30.5%増)、当期純利益3億1600万円(同44.9%減)。減収となったが22年5期から適用された収益認識前の基準では増収を確保。営業利益と経常利益は大幅増益に。
 今後もPBブランドの拡充などを計画しており、次期は、売上高が914億円(同10.2%増)、経常利益が12億円(同51.3%増)、当期純利益が7億円(同120.9%増)の増収増益を見込む。

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店舗の生活総合化の実現にけ店内 青果コーナー(手稲曙5条店)
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本社2階スペースでは多くのイベントを開催

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