アインホールディングス【IR特集】

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アイン薬局 網走厚生病院店

売上高が初の3000億円台。22期連続で過去最高を更新

 調剤薬局チェーン国内最大手。2022年4月期の連結決算は、売上高が3162億4700万円(前年同期比6.4%増)と初の3000億円台到達で、22期連続で過去最高を更新した。営業利益は151億3900万円(同38.5%増)、当期純利益が70億9200万円(同5.9%増)の大幅増益で増収増益となった。
 調剤薬局のファーマシー事業では、大型薬局の積極的な出店と投資回収を重視したM&Aを出店戦略としており、当期も49店舗を新規出店。薬局総数は1099店舗となった。また、コロナ禍で病院の受診を控える傾向のなか、処方箋枚数が回復しつつあることも好業績をけん引した。今年2月には公式アプリ「いつでもアイン薬局」をリリース。オンライン服薬指導サービスなど、患者の利便性向上に向けた施策も講じ、ダウンロード数も順調に伸びている。
 一方、リテール事業の主軸となるコスメ&ドラッグストア「アインズ&トルペ」は、福岡エリアなどを中心に12店舗を出店。コロナ禍で消費が低迷するなか増収を確保した。
 次期は、22年5月に約100店の調剤薬局を展開するファーマシィホールディングス(広島県福山市)のグループ化などで160店を出店予定。業績は、売上高3630億円(同14.8%増)、営業利益205億円(同27.8%増)、当期純利益110億円(同55.1%増)と大幅な増収増益を予想する。

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アイン薬局 那須赤十字店(上)とアインズ&トルペ 福岡天神西通り店(下)などを出店

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