八木整形外科病院
八木 知徳 理事長・院長
やぎ・とものり/1973年北海道大学医学部卒業。 同大整形外科入局。北大附属病院助手を務めた後、米国フロリダ大学留学。95年手稲八木整形外科開設。2005年山の手通八木病院開設。日本整形外科学会認定整形外科専門医。医学博士。
膝の可動性を追求した人工膝関節置換術を実践
〝膝の痛みに効くサプリ〟などとうたった商品は多々あるが、膝の軟骨がすり減る変形性膝関節症の場合、手術が完治への近道だ。
この分野で有名なのが八木知徳理事長であり、オペの技術を学ぶために全国から医師が見学に訪れている。
手術は傷んだ軟骨のみを置換する人工膝関節部分置換術と、人工膝関節全置換術を患者に応じて選択しており、これまで5000例以上(2022年7月末現在)を執刀してきた。
「自然な膝の可動性を追求し、術中は骨を切る角度や関節の軸、靱帯のゆるみなどを細かく調整しています」と八木理事長。
患者の活動的な人生を取り戻すことを最優先に、難しさから敬遠する医師が多い両膝の同時手術および再置換手術も受け入れている。
「歩行が苦痛だと外出の機会が減り、気持ちが沈んでしまう。認知症予防の観点からも手術の意義は大きい」(八木理事長)
術後のリハビリも手厚く、日常動作が一通りできるまでサポートしている。