77年目の8月15日を前に 「戦争と平和」を考える

「戦争は飽き足らざる野獣であります。彼は人間の血を飲めば飲む程、更らに多く飲まんと欲する者であります」(内村鑑三) 戦時下の私的体験  1932年(昭和7年)生まれの私の最も古い記憶は、37年(昭和12年)7月7日の盧溝橋事件である。当時は「支那事変」と言った。日中戦争はここから始まった。次が同年末の南京事件。南京陥落記念の提灯行列が私の郷里の伊...

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