鈴木 泰至氏【岩倉建設社長】

（すずき・やすし）１９５４年札幌市生まれ。室蘭工業大学で土木工学を学び、卒業後の７８年に入社。苫小牧の本社、本店での勤務歴が長く、２００９年に取締役技術部長に就任。その後もボードメンバーとして常務、専務を歴任し、１８年から現職。

人材教育に注力、知見や経験を蓄えていく

　技術者として入社し、苫小牧の本社に長く勤務。若手時代には白鳥大橋の基礎工事などにかかわった。
　18年に社長に就任。以来、宮﨑英樹会長と役割分担をしながら、道内きっての優良建設会社をリードする。
　目下、重点を置いているのは社員教育。管理職のレベルアップ、若手の資格取得サポートなどをさらに推進する考えだ。
「新しい知見や経験を吸収していくことが大切です。ＩＣＴについても同様で、ただ導入するのではなく、しっかりと理解し、どう活用していくかが重要なのです」
　これまでも現場に一定の裁量権を与え、新技術を積極的に取り込んできた。ＰＦＩ事業にもいち早く取り組み、実績を積み重ねてきた。
「蓄積したノウハウをきちんと社内で受け継いでいく意味でも、人材教育に力を入れていきたい」