今冬も大活躍。雪庇対策の切り札「スノーセイバ」

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大きな雪庇ができる右側部分にスノーセイバを設置

 今年の大雪に頭を抱えた人は多いだろう。無落雪屋根が増える中、問題になったのが軒下に大きくせり出した雪庇。来シーズンを快適に過ごすためには、今から対策が必要だ。

 無落雪屋根が増える中、戸建て住宅、賃貸住宅、ビルなどで問題になっているのが雪庇だ。
「通行人にケガをさせる」「自動車が壊れる」「エアコンの室外機が破壊される」「窓ガラスが割れる」「隣人トラブルに発展する」など、さまざまなリスクがある。
 屋根に上ったり、下から長い棒で雪庇を落とす行為は危険が伴う。業者に雪庇落としを頼んでも高額だ。屋根に熱線を張り巡らせ融雪する手段もあるがランニングコストが高い。
 そこで脚光を浴びているのが雪庇防止装置。中でもコバエンジニア(本社・江別市、小林敏道社長)が開発、販売、設置する「スノーセイバ」は、20年以上もの間、好評を博すロングセラー製品だ。小林社長が雪氷学の第一人者として知られる苫米地司北海道科学大学理事長と共同開発した。
 屋根の上に鋼板を設置し、風向を変化させて雪庇の発生を抑制。地域や周辺の建物を調査し、最小限の範囲への設置で、効果を発揮する。ランニングコストは0円で、釘も使わないため、屋根を傷つける心配もない。
 今冬は異常気象とも言われたが、温暖化やさまざまな気象の変化を考えれば、来年以降も大雪が続くという見方もある。雪対策は冬になってからでは遅い。今から来シーズンに向けて対策を講じるべきだろう。

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積雪状況に合わせて高さの調整が可能

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