三共塗装

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ベテラン職人の指導のもと若手や女性職人が工事を手掛ける

若手や女性が活躍。技術力と組織力が強みの塗装のエキスパート集団

 1945年創業。ビルやマンション等の塗装工事を主力に足場、防水、タイル、金物、外構工事等を手掛ける「三共塗装」。10代で職人として入社し、今年5月に就任した伊藤壽章社長率いる塗装のエキスパート集団だ。
 最大の特徴が高い技術力。その仕上がりの良さに定評がある。塗料には耐久性が適切に発揮される塗膜の厚みがあり、これを守らない業者も少なくない。同社では卓越した技術力で適切な膜厚を保持。施主が納得する仕上がりを実現している。
 例えば、2019年に手掛けた札幌都心部の大型ビルの塗装では、技術力や経験が遺憾なく発揮された。同案件は塗装面積が1万平方㍍を超え、本来は機械による吹き付け塗装が必要な現場だったが、立地的に街中に塗料が飛散し、通行人や周辺に迷惑がかかる問題があった。そこで同社は独自に実験を重ね、特殊なローラーを考案。塗料メーカーに制作を依頼したローラーによる手塗りの塗装で仕上げた施工に対し、21年にメーカー表彰も受けている。
「組織力」も大きな強みで、伊藤社長をはじめとする経営陣が親身になって職人の話を聞くなど、密なコミュニケーションで相互理解を深めている。その結果、チームワークが高まり、作業スピードの向上や現場間の円滑な職人のシフトを実現し、工期厳守にもつながっている。
 若手や女性が活躍できる環境づくりにも力を注ぐ。現在は在籍する職人7人のうち、20代が2人、30代が3人と若手社員が占める。それでいながら高い技術力を維持し続けているのは、手厚い教育のたまものだ。入社後は伊藤社長も講師を務める「札幌塗装技術学院」で職業訓練を実施。知識や技術を身につけ、現場ではベテラン職人がノウハウを伝授する。
 伊藤社長は「塗装業は女性にとって厳しいイメージがありますが、当社では重い塗料の運搬など、力仕事を男性職人がフォローする体制を徹底しています」と女性の職場環境にも配慮。施主からも女性ならではの視点や機転の良さが評価を得ているほか、社内に助け合い精神が浸透し、現場が明るくなるといった副次的な効果も得られた。
「当社の中興の祖である曽山和則会長が培ってきた伝統を踏襲しつつ、今後も顧客満足を追求して組織力を磨いていきます」と伊藤社長。

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女性職人も現場で活躍中
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札幌塗装技術学院で知識や技術を学ぶ
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1978年当時の社屋の絵
三共塗装
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