清都組

SDGsの７項目に取り組み持続可能な社会を目指す

　型枠工事を主業とする「清都組」。職人の減少を見据え、作業工程を簡素化したＣＦ工法を独自に開発したことで知られる。２００７年には特許も取得した。
　未経験者でも施工が可能。特殊な型枠パネルの使用で、工期を従来の３分の１に短縮できる。すでに橋脚など全国各地の建設現場に採用。国の評価も高く、４つの大臣賞を獲得しており、清都一章社長は「スーパーゼネコンとの連携で海外にも普及を図る」と意欲的だ。
　業界に先駆けてＳＤＧｓにも注力。７項目の達成に向けた具体的な取り組みも開始している。
　中でも10番目の目標である〝人や国の不平等をなくそう〟を実践。現場やオフィスで女性や外国人にも作業がしやすい体制を整えるなど、ジェンダーフリーを推進している。
　さらに環境にも配慮。型枠パネルの使い捨てを減らし、廃材も活用することで廃棄物を99％削減した。
「これまでの技術革新や環境問題などの活動をさらに強化したい」と清都社長。