谷脇歯科クリニック
谷脇 明宏 院長
たにわき・あきひろ/1984年北海道大学歯学部卒業。同年日之出歯科診療所勤務。2005年院長就任。14年3月谷脇歯科クリニック開院。歯学博士。
デジタルデンティストリーを推進するベテラン歯科医
受診の際にインターネットの口コミを参考にする人は多い。しかし、好評・悪評ともに主観による投稿が大半であり、すべてを鵜吞みにするのは早計だ。
そこで谷脇明宏院長を推薦したい。道内大手の歯科医院で院長を務め、多くの患者を診てきた人物だ。虫歯や歯周病、義歯、インプラント、矯正治療まで対応する知識と技術を有する。日本痲酔科学会認定医として静脈内鎮静法を取り入れる数少ない歯科医としても知られ、痛みに敏感な患者も多数訪れている。これまで診てきた患者が〝広告塔〟となることも少なくなく「○○さんに聞いて来ました」と高性能義歯やインプラントなどについてのさまざまな相談が日々、寄せられている。
口腔内の細部まで確認できるマイクロスコープのほか、3次元で歯根の位置を把握できる歯科用3D‐CTなど新しい医療機器をそろえる理由は、患者に精密な治療を施したいという思いがあるからこそ。患者一人ひとりに真摯に向き合っている。
また、予防の観点から通いやすい快適な歯科医院を目指す谷脇院長にとって、ハード面は軽視できないポイントだ。歯科とテクノロジーを融合させたデジタルデンティストリーを推進する同院では、今年1月に口腔内スキャナーを新たに導入した。
補綴分野を専門としている櫻井泰輔副院長は「セラミック製のインレーやクラウンなど、保険適用外の詰め物やかぶせ物の型取りに用いています。わずか数十秒で型取りを完了させることが可能となり、嘔吐反射が強い患者さんからも好評です」と口腔内スキャナーのメリットを説明する。口腔内を鮮明に記録できるため、治療の評価やスタッフ間の情報共有、患者へのインフォームドコンセントなどにも活用している。
審美性の高い歯科治療を求める患者は年々増えており、前述した保険外のクラウンやインレーをはじめ、ホワイトニングなども数多く手がけている。患者のニーズに応えながらも「見た目だけでなく、口腔内全体の健康を維持することが最も重要です」と谷脇院長は話す。